映画「シックスセンス」あらすじ

名の知れた精神科医マルコムは、かつて自分が受け持っていた元患者が怨嗟の声と共に放った弾丸によって瀕死の縁へと伏してしまう。その後丸崑は、過酷なリハビリの末にかつての身体と同じような状態を再取得。町を歩いている最中に、物憂げな表情を浮かべた少年コールと出会う。マルコムにも怯えを見せ、協会に駆け込んでしまった少年の様子を見たマルコムは、かつてすくえなかった少年であるとともにマルコムを銃撃した末に自らも死へとひた走ってしまった青年に思いをはせ、償いの意思を込めてコールを救うことを決意。怯え続けるコールをなだめすかしたマルコムは、コールは死者が見えてしまうがために怯えているという衝撃の事実を知る。
驚くマルコムだったが、問題は実はそれだけではなく、一年前の事件をきっかけに妻の態度もよそよそしくなってしまっていた。目の前に座るマルコムには目もくれず、ため息と二人分の食事だけを残して去っていく妻の態度に、マルコムもまたやりきれなさを感じてしまう。
コールの育児に披露し半ば投げやりになってしまった母親と共にマルコムはコールの治療を進め、いつしかはマルコムもまたコールの存在に安らぎを覚えるようになっていった。そんな中、クリスマスパーティーに出席したコールがいじめっ子たちの手で閉所に閉じ込められてしまう騒ぎが発生。発作を起こしたコールを落ち着かせたマルコムは、死人は自分が死んだことに気づかず、生前と変わらぬ振る舞いを続けているということを聞く。
しばらくしてコールと出会った少女の霊が示したヴィデオを手掛かりに、虐待事件が解決。これを機に真のわだかまりをほぐし終えたコールとその母は和解、歩み寄ることjに成功した。
それを見届けたマルコムが帰宅後、眠りこける妻をみて思わず手を伸ばそうとしたが、その瞬間妻が衝撃的な一言をはっしたことでそれはかなわなかった。
「マルコム、なぜ私を置いて行ってしまったの…」
刹那、わき腹を抑えるマルコム。おさえた手は夥しい量の鮮血に汚れる。
ふらつくマルコムは、妻が落とした指輪に目をやった。それは、本来自分が肌身離さずつけていたはずの結婚指輪だった。
果たしてマルコムはすべてを悟った。脳裏に走るコールとの会話がその確信を裏付ける。
「自分が死んでいることに気づいていない死者もいる」
この一年間、妻はマルコムを避けていたわけではなかった。
マルコムはあの凶弾に倒れた夜、命を落としていた。
ゆっくりと上を見やるマルコムはようやく、安らかな表情を浮かべた。

映画「シックスセンス」感想

この映画で名前を世に大きく売る出すことに成功したMナイトシャマラン監督。彼はこのあともヴィレッジやハプニング、アンブレイカブルと映画を数多く世に放っていったが、このシックスセンスの時点で彼の長所と短所が顕著に表れていたといえよう。シャマランのとる映画というのはセビアがかかったような薄暗い色調にまみれているとともに、そこに映り込むものや人の纏った色味が非常に自我を強調する濃淡さを持っており、畢竟淡い融合を両者が果たすことで無双の情景をそこに浮かべることに成功している。まさにこの色使いこそが彼の映画を構成する魅力にあたるファクターだ。
反面彼は後々の映画で、このシックスセンスという映画が最も取り沙汰される要因であるどんでん返しの影に付きまとわれていることも散見される。彼の大味な筋書きに、本来脚本を起点にしたギミックというのは相性が良くないのだろう。
最もそれは、裏を返せばシックスセンスのもたらしたどんでん返しによる衝撃がいかようのものだったのかがうかがいしれるということでもある。
まだ見たことのない人は一刻も早く、この映画を見てほしい。